写真編集・画像編集ソフトの種類が多すぎてどれにすればいいか分からない!と感じたことはありませんか?
私はまさにそれで悩みました。
この記事では、
有料の編集ソフトはどんな物があって何が出来るのか?
自分のパソコンで使えるソフトなのか?
について解説します。
知識がない状態で自分にあったソフトを選ぶのは、なかなか手間がかかる作業です。
編集ソフト選びに必要な知識や、主な有料の写真/画像編集ソフトをこの記事に全てまとめました。
これから編集を始めようと考えている初心者の方や、有料の写真編集ソフトを探している方に有益な記事になっているので参考にしてみてください。
パソコンを探している方はこちら
→写真編集・画像編集デスクトップパソコンの最新おすすめ一覧
→写真編集・画像編集ノートパソコンの最新おすすめ一覧
有料の写真編集・画像編集ソフトの特徴と機能の一覧はこれ
ここでは主な写真編集・画像編集ソフトを紹介していきます。
パソコンで使える有料ソフトに限定して一覧にまとめています。
ソフト名 | 価格 | 写真向きor画像向き | 無料体験・期間 | 使用難易度 | 特徴 | デメリット | |
Photoshop | 最安で月額 1,078円 | 写真編集と画像編集の両方 | 7日間の無料体験 | 高 | 業界最大手ソフト 画像関係なら何でもできる | 様々なことができるが、慣れるのに時間がかかる | 公式サイト |
Lightroom | 最安で月額 1,078円 | 写真編集向き | 7日間の無料体験 | 低 | 初心者向け 直感的な操作で綺麗に編集できる | 写真編集特化ソフトなので高度な合成機能がない | 公式サイト |
Luminar 【Neo/AI】 | 全て買い切り AI:5,630円 Neo:10,880円 Neo/AI:15,497円 | 写真編集向き | AI:無料体験盤あり Neo:30日間の返金保証 | AI:低 Neo:並 | AIによる補正で手間のかかる編集・合成が簡単にできる | AIで自動補正されても微調整は自分でやる必要がある | NEO 公式サイト AI 公式サイト ページ最下部のボタンで日本語に変更できます |
PhotoDirector 【13Ultra/365】 | 13 Ultra(買い切り) :9,800円 365(12ヶ月プラン) :6,480円 | 写真編集向き | 無料体験盤あり | 並 | 写真に動きのあるエフェクトを簡単につけられる | 買い切り版はMacで使えない | 公式サイト |
Silkypix11 | 買い切り:13,200円 Pro版買い切り:22,000円 | 写真編集向き | 30日間の無料体験 | 並 | 貴重な国産写真編集ソフト 解像感の高い画像生成ができる | ソフト内の各項目が独自の表記で分かりづらい箇所がある | 公式サイト |
Illustrator | 月額:2,728円 | グラフィックデザイン・イラスト作成・ポスター作成 | 7日間の無料体験 | 並 | グラフィックデザインに特化した画像編集ソフト | 写真編集には向いていない | 公式サイト |
ソフト名 | 価格 | 写真向きor画像向き | 無料体験・期間 | 使用難易度 | 特徴 | デメリット |
有料の写真編集・画像編集ソフトの最新おすすめランキングはこれ
おすすめランキング1位:Photoshop
- 価格・・・月額1,078円:Lightroomも使えて20GBのクラウドフォトストレージ付きのプラン
- 無料体験・期間・・・7日間の無料体験
- 使用難易度・・高
- 特徴・・・業界最大手ソフト、画像関係なら何でもできる
何でも出来る万能画像編集ソフト
最安プランの月額1,078円で、写真編集・画像編集・グラフィック作成・イラスト作成・ポスター作成・スライド画像作成・簡単な動画編集など、あらゆる作業ができます。
使っている人も多いのでネット上で様々な編集方法が公開されており、かなり凝った編集ができます。
一応買い切り版はありますが数年前のものでアップデートもされていないので、最新の月額課金版をおすすめします。
Photoshopについての詳しい情報をこちらの記事でまとめています。
Photoshopで出来ること
写真編集・画像編集・グラフィック作成・イラスト作成・ポスター作成・スライド画像作成・簡単な動画編集など
おすすめランキング2位:Lightroom
- 価格・・・月額1,078円:Photoshopも使えて20GBのクラウドフォトストレージ付きのプラン
- 無料体験・期間・・・7日間の無料体験
- 使用難易度・・低
- 特徴・・・初心者向け、直感的な操作で綺麗に編集できる
初心者でも簡単に使いこなせる編集ソフト
最安プランの月額1,078円で、基本的な写真編集に特化したソフトです。
ただ、このプランにはPhotoshopも一緒に入っており使えるので複雑な画像編集がしたい場合でも問題ありません。
最初にLightroomで基本補正を行い写真をPhotoshopに移して高度な編集を加えられます。
LightroomとPhotoshopは同じ会社で作られているソフトなので、写真の移動も簡単にでき使い勝手が非常にいいです。
Lightroomについての詳しい情報はこちらの記事でまとめています。
Lightroomで出来ること
写真編集
おすすめランキング3位:Luminar【Neo】
- 価格・・・買い切り10,880円
- 無料体験・期間・・・30日間の返金保証
- 使用難易度・・並
- 特徴・・・AIによる補正で手間のかかる編集・合成が簡単にできる
AI で簡単に画像合成できる編集ソフト
10,880円の買い切りで使える写真編集ソフトです。
AIとNeoの2つがありますが、Neoの方です。
1度買ってしまえばあとは料金が発生しないので費用を抑えたい方に向いています。
Luminar Neoは基本補正の他に、AIによる自動補正や自動合成機能が搭載されており、写真にワンタッチで高度な編集を加えることができます。
曇り空をきれいな青空や夕焼けに変えたり、光が差し込む演出を入れたりなど普通であれば手間のかかる編集もAIがある程度自動で行ってくれます。
Luminar NEO についての詳しい情報はこちらの記事でまとめています。
Luminar NEO で出来ること
写真編集・画像合成
編集ソフトごとの必要なパソコンスペック一覧
使いたい編集ソフトが決まったら、ソフトをインストールし動かすために必要なパソコンスペックを確認します。
下記の表で各編集ソフトの公式サイトに掲載されている推奨スペックをご紹介します。
>>初心者向け編集ソフトの用語解説(クイックで展開)<<
OS・・・コンピューター全体を管理する最も基本的なソフトウェア。
CPU・・・パソコンの頭脳、性能が高いと処理能力が上がり作業効率が上がる。intelとAMDの2メーカーが有名
メモリ(RAM)・・・作業用の領域、容量が大きいほど沢山のアプリやソフトを動かすことができる。
GPU・・・3Dグラフィックスなど画像描写を行う時の計算処理をする。NVIDIAとAMDの2メーカーが有名
グラフィックAPI・・・ゲーム、動画、画像編集等グラフィック関連の高度な処理や高速処理する機能
DirectX 12・・・ゲームや動画をWindows上で実行するグラフィックAPI
Metal・・・ゲームや動画をmacOS上で実行するグラフィックAPI
OpenGL・・・一般公開されている汎用グラフィックAPI
VRAM・・・メインメモリ(RAM)とは別の部品で、グラフィックの処理に特化したメモリ。
モニター解像度・・・画面上のドットや画素(ピクセル)の数、多いほどより鮮明な画質になる。
HDD(ハードディスクドライブ)・・・データの倉庫、編集ソフトや作業データを入れる十分な空き容量がないとソフトをインストールできない。インストールできても作業ができない。
SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)・・・HDDと同様のデータの倉庫、ただしこちらは読み書きの速度が非常に速いなどHDDよりも性能が高い
ソフト名 | OS | CPU | メモリ(RAM) | GPU | モニター解像度 | HDD・SSD必要空き容量 |
Photoshop フォトショップ | Windows 10 macOS 10.15 | Win:64 ビットをサポートしている Intel か AMD CPU、SSE 4.2 以降の 2 GHz 以上のCPU Mac:64 ビットをサポートしている Intel CPU、SSE 4.2 以降の 2 GHz 以上のCPU | 16 GB以上 | Win:DirectX 12 Mac:Metal VRAM:4 GB以上 | 1920 x 1080 | 16 GB以上 SSD 推奨 |
Lightroom ライトルーム | Windows 10 macOS Big Sur(バージョン 11)以降 | Win:64 ビットをサポートしている Intel®、AMD、または ARM CPU(2 GHz 以上) Mac:64 ビットをサポートしている Multicore Intel® CPU または M1 Apple Silicon CPU | 16 GB以上 | Win:DirectX 12 Mac:Metal VRAM:4 GB以上 | 1920 x 1080 | 2 GB以上 |
Luminar Neo ルミナーネオ | Windows10 バージョン1909もしくはそれ以上(64-bit OSのみ)mac OS – 10.14.6以降 | WIN:CPU Intel® Core™ i5以上、AMD Ryzen™ 5以上 Mac:CPU Intel® Core™ i5以上 | 16 GB以上 | OpenGL 3.3以降対応のグラフィックカード | 1280×768 | 10 GB以上 SSD推奨 |
Luminar AI ルミナーエーアイ | Windows10 (64-bit OSのみ) mac OS – 10.13以降 | WIN:CPU Intel® Core™ i5以上、AMD Ryzen™ 5以上 Mac:CPU Intel® Core™ i5以上 | 16 GB以上 | OpenGL 3.3以降対応のグラフィックカード | 1280×768サイズ以上 | 10 GB以上 SSD推奨 |
CaptureOne キャプチャーワン | Windows 8 macOS 10.15 | 4コア以上のIntelCPU | 16 GB以上 | NVIDIA か AMD VRAM:8 GB以上 | 1920×1200 | 10 GB以上 SSD推奨 |
Silkypix11 シルキーピックス | Microsoft® Windows® 11 / 10 / 8.1(32bit版のOS) macOS® v10.15, v11, v12 | Win:Intel® Core™ 2 Duo 以上 または AMD Athlon™ 64 X2 以上のCPU Mac:Intel® Core™ 2 Duo 以上のCPU | 8 GB 以上 | DirectX 12以上 | 1,024×768 | 20GB以上 |
Illustrator イラストレーター | Windows 10 macOS バージョン 10.15/11/12.0 | Win:Intel CPU(64 ビットサポート)SSE 4.2 以降 または AMD Athlon 64 processor には SSE 4.2 以降 Mac:Intel®CPU SSE 4.2 以降(64 bit サポート)。 | 16 GB 以上 | Win:1 GB 以上の VRAM(4 GB を推奨) OpenGL バージョン 4.0 以上 Mac:1024 MB 以上の VRAM(2 GB 以上を推奨)Metal がサポート | 1,920 x 1,080 | 3 GB 以上 SSD推奨 |
ソフト名 | OS | CPU | RAM | GPU | モニター解像度 | HDD必要空き容量 |
この必要スペックは最低限度のものです。
写真編集・画像編集に必要なパソコンスペックの記事はこちら
→写真編集・画像編集のデスクトップパソコンに最低限必要なスペックはこれ
→写真編集・画像編集のノートパソコンに最低限必要なスペックはこれ
おすすめランキングの基準
今回紹介したランキングの基準は以下の条件で選んでいます。
- できることの多さ
- 使いやすさ
- 価格
- ネット上での情報の多さ
まずできることの多さですが、自分がどういった編集をしたいのか、どんな作品を作りたいのかを意識して選びましょう。
写真編集メインならグラフィック作成やイラスト作成の機能は必要ないと思うので、基本的でシンプルな操作性の編集ソフトにしても良いかもしれません。
使いやすさは編集する写真や画像が多くなるにつれて影響が大きくなってくるので、体験版や無料お試し期間で実際に使ってみて自分に合ったものを選びましょう。
価格に関しては、月額課金と買い切りの2つのタイプがあり、長期間使うのであれば買い切り版のほうが安く済みます。
ただ、月額課金のものは1ヶ月でも解約できるので、短期間しか使わないなら月額課金のほうがお得になる場合もあります。
最後にネット上の情報の多さですが、編集ソフトはたまに説明書で解説されていない機能などがあります。
そういったときに他のユーザーの方が解決策や応用の仕方などを解説してたりして、その情報に助けられることが結構あります。
しかし、その編集ソフトを使っている人が少ないとそういった情報自体が少なくなり、問題を解決するのに時間がかかる場合があるのでネット上の情報の多さは意外と大事です。
初心者ほど有料の写真編集・画像編集ソフトの恩恵を得られる理由がこれ
写真編集・画像編集ソフトは初心者に人にこそおすすめのツールです。
初心者の方に有料の編集ソフトをおすすめする理由については以下の点があります。
- 写真の雰囲気を自分好みにカスタマイズできる
- 取り直しできない写真で、失敗したものでも編集で何とかなる可能性がある
- 有料ソフトは使えば使うほど編集スキルが上がり、写真や画像の質が高くなっていく
- 後々仕事として写真・画像を扱えるようになる
写真を趣味でやられている方の中には、一眼レフなどの高性能デジカメを使っている人も多いと思います。
今の高性能カメラはオートでかなり綺麗な写真が取れるので、わざわざ編集ソフトを使って仕上げる必要はないと感じる人もいます。
しかし、写真を撮ったあとから自分好みの写真に調整できたり、取り直しができないけどホコリが写った写真のホコリを除去したりなど様々なメリットがあります。
また編集ソフトの扱いに慣れておけば、仕事として写真編集や画像編集をする機会がでた時に仕事の幅が広がることもあります。
有料の写真編集・画像編集ソフトがおすすめでない人はこちら
下記の項目に当てはまる人には有料の写真編集・画像編集ソフトはおすすめしません。
- 数枚だけ写真・画像を編集する必要があり、その後は使用する予定はない
- You Tubeやブログ記事などのサムネ画像
簡単な編集を数枚だけやりたい場合は無料の編集ソフトのほうが良いでしょう。
ちょっと使うだけで数千円も支払うのは割に合いません。
You Tubeやブログ記事のサムネ画像など、比較的簡単に編集できるものは無料の編集ソフトで十分対応できます。
最近のものはダウンロード不要でブラウザ画面から操作できるものもあります。
こちらの「Canva」という無料編集ツールはテンプレートが用意されているので、良さそうなものを適当に選んで文字を打ち込むだけでかなり綺麗なサムネ画像が作れるのでおすすめです。
まとめ:それぞれのソフトの特徴を把握できれば自分に最適な編集ソフトを見つけよう
今回、いくつかのメーカーから有料の写真編集・画像編集ソフトをご紹介してきました。
編集ソフトごとにそれぞれ特徴があり、買い切りか月額課金などの違いもあるので自分に合ったものを選んでみてください。
また写真編集・画像編集ソフトの性能は日々変化しているので、これからもよりお得で性能の高い編集ソフトを探しつつ、最新のものを紹介し続けていくので是非、この記事を定期的にチェックしてみてください!